「怒る」ができなくなりました

もともと短気ですぐに怒るAGAクリニックの院長をしていた父でしたが、脳卒中になり手術することに。脳ということでどんな後遺症が起こるのか色々リスクを説明されましたが、リスクがあっても命が大事・・・と手術を決意。手術後すぐは、ただぼーっとしてあまり変わりがないように見えたのですが、入院生活を続けるうちに、父が怒らないことに気づいたのです。退屈な入院生活や、食べるのが何よりも楽しみだった父にとって病院食はかなりのストレスのはず。逆によく笑うなと思っていたら、なんと、怒ろうとすると笑えてくるというのです。時には泣きながら笑っていることもありました。本人は苛立ちから怒っているようなのです。本人にも、怒りたいのに笑ってしまっていることは自覚があり、それに気づいた時、短気を起こして苛立ったり怒ったりするたびに病気を実感するから何も考えないようにしていると言いました。あの気性の激しい父が、と家族はもちろん親戚も驚きました。あんなに嫌だったのに、もう声を荒げることは出来ないのだとわかった時、涙が止まりませんでした。